昨日、フランスの大学入試であるバカロレアの哲学試験が実施された。文系・理系・経済社会系の3種類のうち、前の記事では文系の問題を取り上げたが、今度は理系の問題を見てみよう。文系と同様、3つのテーマから1題を選択して論述する形式だ。
いかがだろうか。文系と同様、難易度の高さに驚かされたのではないだろうか。何より高校生にデカルトを読ませるという出題者の心意気に感心させられる。
最後に次の記事では、 経済社会系の問題を見てみよう。
【文系の問題はこちら】
テーマ1:人は幸せになるために生きるのか?
(Vivons-nous pour être heureux ?)
テーマ2:芸術家は自分の作品の主なのか?
(L'artiste est-il maître de son œuvre ?)
テーマ3:以下のルネ・デカルト『精神指導の規則』(1628年)の抜粋を説明せよ。(略)
(explication de texte : René Descartes, Règles pour la direction de l’esprit, 1628)
いかがだろうか。文系と同様、難易度の高さに驚かされたのではないだろうか。何より高校生にデカルトを読ませるという出題者の心意気に感心させられる。
最後に次の記事では、 経済社会系の問題を見てみよう。
【文系の問題はこちら】