カテゴリ: 建築

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パリ近郊のポワシーにある「サヴォワ邸」は、建築家ル・コルビュジエの代表作である。続きを読む

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フランス東部にある「ロンシャンの礼拝堂」は、ル・コルビュジェ最高傑作の一つとして世界的に名高い。続きを読む

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20日、リヨンで「コンフリュアンス博物館」がオープンした。
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11月23日(日・祝)より、大分県立美術館竣工記念イベント「OPAM誕生祭」が開催される。続きを読む

2020年東京オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の今後について、議論が沸騰している。事の発端は、コンペ(設計競技)に入選したザハ・ハディドによるプランが当初の予算では実現不可能だと判明したことにあった。あまりに奇抜なデザインであったために、安全性の確保などの問題を解決するために莫大な予算が必要とされたのである。

こうした事態に対し、槇文彦をはじめとした日本を代表する建築家らが一斉に反対。その結果、当初の案を大幅に縮小した形で新たな修正案が発表された。こじんまりとした何とも見栄えのしないデザインである。ところが、この修正案でもなお当初の予算をオーバーすることが明らかとなったのだ。

これを受けて、世界的建築家である磯崎新が5日、この問題に関する意見書をマスコミ各社へ送付した。ここでは、新国立競技場を「粗大ゴミ」と表現するなど、激しいトーンでの批判が行われた。一体なぜ磯崎はこれほどまでに過激な主張を行ったのだろうか。

磯崎新は新国立競技場について「将来の東京は巨大な「粗大ゴミ」を抱え込むことになる」 として激しく批判する。この部分だけ読むなら、ザハ・ハディドの荒唐無稽なプランに対する批判のように思える。しかし意見書の冒頭を読むと、「21世紀の都市的施設として、運動競技のスピード感を呼び起こす、優れたイメージをあらわすデザイン」であるとしてザハを肯定的に評価していることが分かる。

磯崎が真に問題としたかったのは、コンペ当選後の幾度にもわたるプラン修正の過程に他ならない。磯崎は修正案を評し、「当初のダイナミズムが失せ、まるで列島の水没を待つ亀のような鈍重な姿」になってしまったと手厳しい。

磯崎の主張の核心は、次の3点にある。すなわち(A)オリンピック後を見据えた持続的な施設とすること(B)開会式は祝祭性を重視し、新国立競技場ではなく皇居二重橋で、マスメディアを結集して行うこと(C)コンペの審査結果を尊重すること、これである。

市民や景観を重視する(A)の主張や、祝祭性を重視する(B)の主張は、かつて都庁コンペでオリジナルな低層庁舎案を打ち出した磯崎らしい提言である。最後の(C)の主張に関しては留意が必要だ。当選した「案」なるものに固執するあまり、話し合いを重ねるうちに当初のプランにあった長所が忘れ去られてしまう危険性があるためである。

そこで磯崎は、 当選した「建築家」たるザハ・ハディド自身に、今一度設計のやり直しを提案することを主張する。磯崎の主張を一言で要約するなら、この箇所を引用するのが妥当であろう。磯崎はザハの能力を信頼する。今ある「プラン」をマイナーチェンジするよりは、ザハに一から設計をやり直してもらった方がはるかに良いと考えるのである。磯崎の主張するように国立競技場で開会式を行うことにこだわらないなら、実情に見合ったよりよいプランが打ち出せるであろう。ザハにはその能力がある、そう磯崎は主張しているのだ。

磯崎新は、かつて大分県立図書館の設計に携わった際、予算の都合から当初の案を幾度も修正することを余儀なくされた。業界の酸いも甘いも経験した建築家の言は重い。なお意見書の全文はarchitecturephoto.netで見ることができる。ぜひ熟読した上で、一人の日本人として今一度、国立競技場の今後について再考したい。

建築家・藤本壮介が米国の経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」による2014年度「イノベーター・オブ・ザ・イヤー」の建築部門に選出された。自身のTwitterアカウントにはさっそく受賞を報告するツイートが投稿された。


藤本壮介は近年急速に注目度を高めている若手建築家。2000年、青森県立美術館設計コンペ次点を機に建築界へデビューし、近年では台湾タワー設計コンペ優勝(2011年)サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン(2013年)など国際的に活動の場を広げている。独自の発想に裏打ちされた常識外れのデザインが世界中で評価されている。

今回の「イノベーター・オブ・ザ・イヤー」受賞も、「未来的な空間表現」が評価されたものだ。同賞はファッション部門がフランスのニコラ・ジェスキエールに、アート部門がアメリカのカラ・ウォーカーに授与されるなど、どの部門も世界トップクラスの「イノベーター」が選出されている。今回の受賞で藤本壮介は建築家として世界的な評価を確固たるものにしたと言えよう。

藤本壮介は先日もパリのテュイルリー公園にてインスタレーション「Many Small Cubes」を行い、話題を呼んだ。世界各地で日々作品を発表し続ける藤本の今後から目が離せない。

建築に関心があるならル・コルビュジェの名前を知らない人はいないだろう。スイス生まれ、フランスで活躍したこの建築家は、「ロンシャン礼拝堂」や「輝く都市」などの建築作品に加え、ソファ「LC」シリーズのデザイナーとしても知られている。また都市計画にも携わるなど思想家としての側面も持ち、著書『建築をめざして』の中で表明された「住宅は住むための機械である」という言葉はあまりに有名である。



そんなル・コルビュジェの作品は世界各地で見ることができる。日本でも東京・国立西洋美術館は彼の設計によるものだ。

ル・コルビュジェの作品が最も集中している国はフランスである。中でもパリは彼が活動の拠点としただけに、市内の至る所で彼の作品を見ることができる。

本エントリではパリとその近郊で見ることができるル・コルビュジェ作品をリストアップした。Google Mapへのリンクも付したので、これから見学へ行くという読者の参考になれば幸いである。

1. オザンファンのアトリエ(Atelier Ozenfant)
住所:53 avenue Reille 75014 Paris 
最寄駅:Porte d'Orleans
近くのスポット:モンスリ公園
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2. プラネクス邸(Maison Planeix)
住所:24bis boulevard Massena 75013 Paris
最寄駅:Porte d'Ivry
近くのスポット:ビブリオテーク・ナショナル、グラン・デクラン
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3. 救世軍人民院(Annexe du Palais du Peuple, L'Armee du Salut)
住所:29 rue des Cordelieres 75013 Paris
最寄駅:Les Gobelins, Corvisart
近くのスポット:パリ天文台、グラン・デクラン
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4. 救世軍船上収容所(Aisle Flottant, L'Armee du Salut)
住所:Quai d'Austerlitz 75013 Paris
最寄駅:Austerlitz
近くのスポット:パリ植物園
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5. 救世軍難民院(Cité de Refuge, L'Armee du Salut)
住所:39-41 rue du Chevaleret 75013 Paris
最寄駅:Porte d'ivry
近くのスポット:ビブリオテーク・ナショナル
地図:  


6. 国際学生都市スイス館・ブラジル館(Pavillon Suisse / Maison du Bresil)
住所:7 boulevard Jourdan 75014 Paris
最寄駅:Cité universitaire
近くのスポット:モンスリ公園、国際学生都市日本館
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7. ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸(Maisons La Roche-Jeanneret)
住所:8-10 square du docteur Blanche 75016 Paris
最寄駅:Jasmin
近くのスポット:ブローニュの森、マルモッタン美術館
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8. ナンジュセール・エ・コリ通りのアパート(Immeuble Nungesser-et-Coli)
住所:24 rue Nungesser et Coli 75016 Paris
最寄駅:Michel-Ange Molitor
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9. サヴォワ邸(Villa Savoye)
住所:82 chemin de Villiers 78300 Poissy
最寄駅:Poissy
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source: taisei.co.jp

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