9月26日、ジャック・シラク元フランス大統領が亡くなった。享年86歳。
ジャック・シラクは1932年生まれ。1977年から1995年まで長くパリ市長を務めた後、フランソワ・ミッテランの後を継いでフランス第五共和政の第5代大統領に就任した。
写真は地下鉄の改札を飛び越える市長時代のシラク。1980年12月9日、美術展の開催に際してオベール駅でAFPによって撮影されたものだ。シラクはそのユーモアによってもフランス国民に愛された。
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私生活ではラム酒を愛好し、近年もパリ市内のバーを訪れる姿がよく見られたという。また親日派としても知られ、大相撲を好んだ。パリ市内にあるアジア・アフリカの文化を展示する「ケ・ブランリ美術館」は現在、彼の名を冠している。
近年は老衰が目立っていたシラクだったが、家族の言によれば9月26日朝、86歳で亡くなった。
photo: i.f1g.fr