Berthe_Morisot

パリ左岸のオルセー美術館では現在、19世紀フランで活躍した女流画家、ベルト・モリゾをテーマとする特別展が開催されている。

ベルト・モリゾ(Berthe Morisot, 1841-1895)は19世紀後半にパリで活躍した印象派の画家。エドゥアール・マネやルノワールといった当時を代表するフランス人画家たちと親しく交際し、時には彼らのモデルとしても活動した。

そんなベルト・モリゾはこれまで有名な男性画家の影に隠れて日の目を見ることが少なかったが、今回、オルセー美術館は彼女をテーマにした特別展の開催を決定した。
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特別展「ベルト・モリゾ」では彼女自身による作品を中心に、画家の生涯と作風の変化を辿る内容となっている。注目作としては、マネの弟ウジェーヌと結婚したベルト・モリゾが夫や娘ジュリーを描いた作品や、姉のエドマを描いた作品などがあり、家族の親密さが強調された展示となっている。

特別展「ベルト・モリゾ」の会期は2019年9月22日まで。


オルセー美術館「ベルト・モリゾ」展:基本情報

  • 会期:2019年6月18日~9月22日
  • 場所:オルセー美術館(62 rue de Lille 75007 Paris
  • 料金:12ユーロ(割引券9ユーロ)
  • 公式サイト:www.musee-orsay.fr

photo: wikimedia.org