6月19日、フランス・モンペリエにて建築家・藤本壮介の最新作の完成式典が開催された。
藤本壮介は1971年生まれの建築家。東京大学工学部を卒業し、他に類例のない独創的な作風で知られる。代表作に武蔵野美術大学図書館、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013などがある。
今回南フランスの都市モンペリエに竣工したのは「L'Arbre blanc(白い木)」と名付けられた集合住宅。その名の通り各戸のバルコニーが枝状に突出しており、あたかも大木のような外見をしている。17階建、高さ56メートルの建物に113世帯が入居する。
Sou Fujimoto 藤本壮介@soufujimotoモンペリエの集合住宅
2019/06/19 14:21:49
集合住宅の歴史の中で新しいタイポロジーを切り拓くことができたと思う https://t.co/xLmIm07OM6
なお、モンペリエにはザハ・ハディドによる「ピエールヴィーヴ」や、リカルド・ボフィルによる「アンティゴーヌ」など、著名な建築家の作品が数多く点在している。見学の際はぜひ街全体を散策してみてはいかがだろうか。
photo: francetvinfo.fr