NASDAQがビットコイン先物の取扱を検討している旨を、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が伝えた。
報道によれば、NASDAQは金融業者のCantor Fitzgeraldと共同で、ビットコイン先物の取扱を検討している。開始時期については、投資家が状況に慣れると予想される2018年前半を目標としているという。また、Cantor Fitzgeraldはビットコインに連動したデリバティブ商品も同時期に開始したい意欲を見せている。
ビットコインは2017年に入ってから大幅な値上がりを見せており、29日には一時、日本円で130万円台にまで到達した。これは年始の10倍をゆうに超える数値であるが、こうした価格変動の激しさが暗号通貨の上場にとって障害となってきたことは事実である。
今回、もしもNASDAQによるビットコイン先物の取扱が開始された場合、2018年は仮想通貨市場へのさらなる資金流入が期待される。すでにバブルの様相を呈してきたビットコインだが、来年もまだまだ目が離せないようだ。