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アメリカで白人至上主義者による示威活動がますます勢いを増している。

アメリカ合衆国バージニア州の都市シャーロッツビルでは、12日に発生した白人至上主義者のデモが暴動に発展、テリー・マコーリフ州知事が非常事態宣言を出すに至っていた。



事の発端は、白人至上主義団体「KKK」(クー・クラックス・クラン)のシンボル的存在、南北戦争における南軍の英雄ロバート・リー将軍の銅像の撤去をめぐる問題だった。

日本時間13日未明には暴動がさらにエスカレートし、レイシストに反対する勢力のデモ行進に対して乗用車が突入、死者1名を出す惨事が発生した。
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混乱を起こしている白人至上主義者団体達は、行進しながら「ハイル・トランプ」などと発言して市民への威圧を続けている。


これに対し、ドナルド・トランプ大統領は暴力やヘイトを非難する姿勢を見せたものの、レイシストに対する直接的な言及はなく、市民の批判を呼んでいる。

その後も州警察のヘリコプターがシャーロッツビルで墜落するなど、現地は現在も予断を許さない状況が続いている。

アメリカは「猿の惑星」、「ゾンビ」、「イディオクラシー」(邦題:26世紀青年)など「バカが支配する世界」をテーマとした名作映画を多く生み出したが、事態は26世紀を待たずに訪れそうである。もちろんわが国にとっても対岸の火事ではない。私達も日本の生んだ名作漫画「北斗の拳」を読んで来るべき世紀末に向けて予習しておく必要があるかもしれない…。

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