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パリ南部オルリー空港で、男が軍人の武器を奪取しようとする事件が発生した。

オルリー空港はパリ南部に位置し、ヨーロッパ便などを中心に運行するパリ第2の規模を持つ空港である。事件は現地時間18日朝8時半(日本時間18日午後16時半)ごろに発生。犯人の男は即時射殺され、幸い被害者はゼロだった。



この事件により空港の南ターミナルと西ターミナルは閉鎖され、治安部隊RAID(フランス国家警察特別介入部隊)が出動した。空港に接続する特別列車(VAL)も閉鎖され、オルリー空港に着陸する予定だった飛行機の一部はシャルル・ド・ゴール空港へと目的地を変更した。治安維持活動は現地時間正午現在も続いており、警察は空港に近づかないよう市民に呼びかけている。

現在までに判明した情報によると犯人は1978年生まれ、9つの前科があったという。

なお、パリでは同日午前7時前、北部のル・ブルジェ空港付近(ガルジュ=レ=ゴネス)でも男が散弾銃を発砲し、警官を負傷させる事件が発生していた。オルリー空港の事件との関連は不明である。

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photo: wikipedia.org