今日は『赤毛のアン』の作者、L・M・モンゴメリの誕生日。これを記念して、Googleのトップページも『赤毛のアン』を題材にしたアニメーションへと変更されている。
このトップページ変更は記念日をお祝いするGoogleの特別機能「Doodle」によるものだ。Doodleではこれまでも歴史上の偉人の誕生日を祝い、トップページのロゴを変更してきた。
参考記事
L・M・モンゴメリの前半生
L・M・モンゴメリは1874年11月30日、カナダ東部のプリンス・エドワード島で生まれた。母親はL・M・モンゴメリが1歳9か月の時に亡くなっため、彼女は祖父母の農場に引き取られることになった。L・M・モンゴメリはカナダの大自然の下、祖父母から物語の朗読を聞かされて育ち、その文才を育んでいった。1894年にはカレッジを終えて一級教員資格を取得、教師としてキャリアを開始した。すでに数編の短編小説を発表していたL・M・モンゴメリは、1906年、牧師のユーアン・マクドナルドと婚約した。
L・M・モンゴメリと『赤毛のアン』
L・M・モンゴメリは1908年、彼女の代表作となる『赤毛のアン』を発表した。自身の少女時代に取材した『赤毛のアン』はたちまちベストセラーになり、 L・M・モンゴメリは一流作家として世界中にその名を知られるようになった。以後、L・M・モンゴメリは翌1909年の『アンの青春』をはじめ、9冊のシリーズを執筆。1935年にはフランス芸術院会員となり、大英帝国勲位も受勲。その後1942年4月24日に67歳で亡くなった。
なお、日本では『赤毛のアン』は1952年、村岡花子の翻訳で初めて紹介された。その後1979年に世界名作劇場シリーズでテレビアニメとして放映され、広く知られるようになった。現在、『赤毛のアン』は新訳版が新しいイラストの下、複数の出版社から刊行されている。興味を持った読者は手に取ってみては?