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『タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)』による毎年恒例の世界大学ランキング最新版(2015/16年)が発表された。

タイムズ・ハイアー・エデュケーションとは?

タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education)は英米系メディアの『タイムズ』が毎年秋に発行している教育情報誌。毎年9月に発表されるQS社によるランキングと同様、世界中の注目を集めるランキングである。

参考記事

THE世界大学ランキング2015-2016の詳細

先ほど発表されたTHE世界大学ランキング、世界トップ校の順位は以下のようになった。
  1. カリフォルニア工科大学(米国)
  2. オックスフォード大学(英国)
  3. スタンフォード大学(米国)
  4. ケンブリッジ大学(英国)
  5. マサチューセッツ工科大学(米国)
  6. ハーバード大学(米国)
  7. プリンストン大学(米国)
  8. インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国)
  9. チューリッヒ工科大学(スイス)
  10. シカゴ大学(米国)
9位にランクインしたチューリッヒ工科大学を除き、トップ校は全て英米圏の大学となった。なお参考までに、以下に去年の結果を掲載する。

日本の大学は何位にランクイン? 

THE世界大学ランキング2015-16年版において、上位200校にランクインした日本の大学は東京大学(43位)、京都大学(88位)の2校のみ。両大学とも去年から順位を下げたばかりか、去年度トップ100に日本から5大学がランクインしたのに比べて振るわない結果となった。

なお、アジアからはシンガポール国立大学(26位)、北京大学(42位)、香港大学(44位)、清華大学(47位)などが上位にランクイン。もちろん本ランキングの結果も一つの指標に過ぎないことは事実だが、わが国の教育政策でランキングの順位向上が目標とされているにもかかわらず成果が振るわないということは、政府による大学に関する政策方針の見直しが求められていると言えるだろう。

source: timeshighereducation.com / photo: upload.wikimedia.org