カテゴリ: フランス

旅行先でワインを買ったけどオープナーがない!そんな経験をした方は少なくないはず。ナイフで無理矢理こじ開ける、コルクを親指でボトルの中に落とし込むなどの方法を試した方もいるでしょう。

今回紹介するのはワインオープナーを使わず簡単にコルクが抜けるという革命的な方法です。あまりの鮮やかさに思わず目を疑いますが、覚えておけばどこかで使う機会があるかも…?




昨日、フランスの大学入試であるバカロレアの哲学試験が実施された。文系・理系・経済社会系の3種類のうち、これまで文系理系の問題を取り上げてきたが、最後となる本記事では経済社会系の問題を見てみよう。


テーマ1:自由であるためには選択するだけで十分なのか?
(Suffit-il d'avoir le choix pour être libre ?) 

テーマ2:なぜ自分のことを知ろうとするのか?
(Pourquoi chercher à se connaître soi-même ?) 

テーマ3:以下のハンナ・アレント『人間の条件』(1958年)の抜粋を説明せよ。(略)
(explication de texte : Hannah Arendt, Condition de l’homme moderne, 1958)
 
 
いかがだろうか。どれも大人でも悩みこんでしまいそうな問題ばかりだ。とはいえ、このような答えのない問題を本気で―4時間かけて―考えるというのは受験生本人にとっていい経験になるだろう。パスカルやサルトルを生んだ国だけあって、哲学の効用を実感させられる試験だ。

なお、バカロレア試験は今月23日まで、6日間にわたって行われる。

昨日、フランスの大学入試であるバカロレアの哲学試験が実施された。文系・理系・経済社会系の3種類のうち、前の記事では文系の問題を取り上げたが、今度は理系の問題を見てみよう。文系と同様、3つのテーマから1題を選択して論述する形式だ。


テーマ1:人は幸せになるために生きるのか?
(Vivons-nous pour être heureux ?) 

テーマ2:芸術家は自分の作品の主なのか?
(L'artiste est-il maître de son œuvre ?) 

テーマ3:以下のルネ・デカルト『精神指導の規則』(1628年)の抜粋を説明せよ。(略)
(explication de texte : René Descartes, Règles pour la direction de l’esprit, 1628)
 

いかがだろうか。文系と同様、難易度の高さに驚かされたのではないだろうか。何より高校生にデカルトを読ませるという出題者の心意気に感心させられる。

最後に次の記事では、 経済社会系の問題を見てみよう。

【文系の問題はこちら】

昨日よりおよそ1週間にわたって、フランスでバカロレア試験が実施される。バカロレアとはフランスの大学入試のこと。日本の大学入試と違い、合格点をとれば原則どの大学にも行けるシステムとなっている。フランスは大学入学の季節が秋なので、この時期に入学試験が行われるのだ。

初日は例年通り哲学の試験。3つのテーマから1題を選択し、4時間にわたって論述する形式だ。一体どんな問題が出題されるのだろうか。さっそく問題文を見てみよう。


テーマ1:芸術作品は知覚を育むか?
(Les œuvres d'art éduquent-elles notre perception ?)

テーマ2:幸せになるためならなんでもすべきか?
(Doit-on tout faire pour être heureux ?)

テーマ3:以下のカール・ポパー『客観的知識』(1972年)の抜粋を説明せよ。(略)
(explication de texte : Karl Popper, La Connaissance objective, 1972)
 

いかがだろうか。暗記中心の日本の入試問題とは随分雰囲気が異なるが、一読して難易度の高さに驚いたという読者も多いだろう。

ちなみにこれは文系用の問題。バカロレアは他に理系用と経済社会系用の問題もある。次の記事では理系の問題を見てみよう。 

【経済社会系の問題はこちら】 

フランスと聞いたとき第一に何を連想するでしょうか? 「美食」「ファッション」「音楽」など様々だと思います。しかしフランスといえば何といっても「芸術」は外せません。パリにはそんなフランスの誇る芸術作品を展示する美術館が数多く存在します。今回はそんなパリにある美術館の中から10館を厳選して紹介します。これから旅行へ出かける方の参考になれば幸いです。なお、写真は筆者がパリを旅行した際に撮影したものです。

1. ルーヴル美術館

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パリの観光地といえばエッフェル塔や凱旋門と並んで、まずこの美術館が思い浮かぶのではないでしょうか? ルーヴルは世界で最も有名な美術館の一つであり、『ミロのヴィーナス』やダヴィンチの『モナリザ』などの名画や彫刻が所狭しと並んでいます。収蔵品数30万点以上、床面積は60,000平米と非常に広大で、じっくり見ようと思ったら一日ではとても足りません。

2. オルセー美術館

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パリで2番目に有名な美術館といえばここオルセー美術館。ルーヴル美術館が古代から19世紀までの作品を扱っているのに対し、このオルセー美術館は二月革命(1848)から第一次世界大戦(1914)までの作品を展示しています。折しも印象派全盛の時代、モネやミレーなど誰もが知る印象派の巨匠による作品が一堂に会するさまは圧巻です。ちなみに趣のある建物はかつての駅舎を改装したもの。吹き抜けの空間やかつて電車の発着を知らせた大時計やは独特の雰囲気を醸し出しています。訪れた際はそういった点も意識してみるとより深く楽しめるでしょう。

3. オランジュリー美術館

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規模こそルーヴルやオルセーには敵わないものの、収蔵品の豪華さでは前2者に引けを取らない美術館です。「オランジュリー(Orangerie)」とは、「オランジーナ(Orangina)」からも連想されるとおりオレンジに関連する単語で、オレンジ用の温室を意味します。もともとは皇帝ナポレオン3世が宮廷用のオレンジ温室として19世紀中頃に作らせた建物ですが、20世紀前半に美術館へリノベーションされました。その目的はクロード・モネの連作『睡蓮』を展示すること。かつて温室だったこともあり絶妙な採光の下、白い壁面に名画が並ぶさまは圧巻です。

4. 国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)

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パリに似つかわしくない機械的で武骨な建物が目を引くポンピドゥー・センター、その4・5階にあるのが国立近代美術館です。作家にしてド・ゴール政権の文相でもあったアンドレ・マルローが計画した美術館で、20世紀の美術品を収蔵する目的で作られました。世界的建築家のレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計した建物の名前は共和国第2代大統領ジョルジュ・ポンピドゥーに因んだものです。展示はキュビズムや野獣派の作品から若手芸術家の特別展までバラエティ豊かなので、現代アート好きならきっと楽しめるでしょう。ちなみに美術館の位置するレ・アル地区は若者の遊び場なので治安が良くない地区として知られています。貴重品の管理には十分気をつけて下さい。

5. カルナヴァレ美術館

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ルーヴルやオルセーといった名だたる美術館に押されて知名度は低いものの、訪れた際の満足度はピカ一、そんな隠れた穴場がこのカルナヴァレ美術館です。またの名を「パリ歴史博物館」といい、歴史に関する美術品を多数展示しています。特にフランス革命のコーナーは、人権宣言やバスティーユ襲撃場面などの教科書で見たような絵画が数多く並んでおり、歴史好き、「ベルばら」好きならきっと満足できるでしょう。入館料が無料なのも嬉しい点です。

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