カテゴリ: フランス

来年の9月からフランスに交換留学へ行くことになり、ビザを申請しなければならないという学生さんは多いでしょう。しかしながら、ビザの申請手続きはとにかく面倒くさいもの。Campus Franceにフランス大使館と様々な役所をハシゴしなければいけないのも分かりづらいです。

そこで今回は、交換留学用の学生ビザ申請の手順を説明します。基本的にはCampus Franceのwebサイトにある「手続きの流れ」に従いつつ、適宜補足を加えていきます。なお別のタイプの留学の場合はこれとは少し手順が異なりますので、また稿を改めて紹介したいと思います。

ステップ1:Campus Franceでアカウントを作成する

ビザ申請はフランス政府留学局(Campus France)日本支局を通して行われます。まずはwebサイト(http://www.japon.campusfrance.org/)で自分のアカウントを作成するのが最初のステップです。

ステップ2:オンラインフォームに記入する

基本的にはwebサイトにある「オンラインフォーム入力ガイド」に従い、「学歴」「外国語」「動機」の欄を記入すれば大丈夫ですが、いくつか分かりにくい点があります。
・リンクは文字ではなく、アイコン(虫眼鏡や鉛筆)に張られている。
・ここで添付する書類は「在学中の大学の在学証明書」「フランスの留学先の受け入れ許可証」の2点だけでOK。高校の成績証明書などは不要でした。
記入が済んだら tokyo@campusfrance.org までメールで連絡します。

ステップ3:手続き料金を支払う

アカウント内「メールボックス」に支払いの説明が届いたら、Campus Franceの手続き料金15,000円を指定された口座に振り込みます。アカウント内では20,000円と表示される場合がありますが、実際の振り込みは15,000円で大丈夫です。入金が済んだらCampus Franceまで連絡します。なお、これはあくまでCampus Franceの手続き料金であり、大使館での手続き料金は別にかかりますので、注意が必要です。

支払いを済ませてCampus Franceにメールで連絡すれば、Campus Franceの手続きはこれで完了です。続いてフランス大使館への申請に移ります。

ステップ4:大使館へ必要書類を提出する

在日フランス大使館領事部のビザセクションへ、毎週水曜日の10時~11時半の間に出向いて必要書類を提出します。必要書類はこちらに記載されているものに加えて、Campus Franceの手続後に発行される仮登録証明書(Attestation de préinscription)が要求されます。また、経済証明書は必ずしもフランスでの銀行やフランスでもキャッシュカードが使える銀行でなくてもよく、三菱東京UFJ銀行の残高証明でも受け付けてもらえるそうです。要は定められた以上の就労をしなくても生活できるだけの預金があることが証明できればよいので、金額さえ満たしていれば大丈夫なようです。なお、残高証明発行は1週間程度かかるので、時間に余裕をもって書類を揃えるとよいでしょう。

ステップ5:ビザ発行!

長い手続き期間を経て、ようやくビザが発行されます。審査期間は2~3週間などと言われていますが、交換留学の場合は1週間程度で審査してもらえるようです。

いかがでしょうか。実際はフランス入国後も移民局(OFII)での手続、住宅補助(アロカシオン)申請、健康保険加入など必要な手続きは多いですが、日本国内で必要なことはこれが全てです。以前に比べて簡略化されたとはいえ、今なお複雑なビザ申請手続きですが、本稿が何かの役に立てば幸いです。

フランスでそれなりに長く生活するなら、現地で手に入るフリーペーパーは情報を得るのにうってつけである。特にそれが日本語で読めるなら言う事なしだ。

実はフランスには在仏日本人の手によるフリーペーパーが複数存在する。代表的なものをいくつか紹介しよう。


・OVNI (http://www.ovninavi.com/accueil)
毎月1・15日発行
facebook : https://www.facebook.com/ovninavi

・France News Digest (http://www.newsdigest.fr/newsfr/index.php)
毎月第1・3木曜日発行
twitter : @newsdigest
facebook : https://www.facebook.com/france.news.digest

・ FR JAPON (http://www.fr-japon.com/frj/)
毎週金曜日発行


いずれの雑誌も購読は無料。オンライン版のほか、紙媒体は日本人の経営している飲食店などで配布されている。オペラ座近くの日本人エリアで見かけることが多い。また定期購読も可能だ。詳細は公式ホームページをチェックされたい。

内容はニュースやエンタメ情報のほか、フランス生活に役立つコラム、さらには賃貸や求人といった耳寄り情報も掲載されている。時々ワイン試飲会やコンサートなどの招待券が付いてくるのも嬉しいポイントだ。フランスで生活するならぜひ定期的にチェックしておきたい。

お洒落なカフェやバーに行くと、缶に「1664」と大きく印字してあるビールが置いてあるのを見る機会があるかもしれない。これはフランスの代表的なビール「クローネンブルグ(Kronenbourg)」だ。

ヨーロッパでビールといえばドイツやオランダが有名だが、フランスでもドイツとの国境線沿いのアルザス地方ではビール生産が盛んだ。クローネンブルグはそのアルザスを代表するビールメーカーで、ラベルに掲げてある1664とは醸造所の創設年を表している。

日本では主に「1664」のブランドのみが飲食店等で提供されているが、フランスでは通常の「Kronenbourg」も含めて酒店やスーパーで販売されている。通常バージョンは赤い缶が目印、青を基調としたデザインの「1664」はやや高級なバージョンだ。いずれもラガータイプで飲みやすいが、「1664」の方がすっきりした味わい。値段は通常バージョンが500ml缶1ユーロ、1664は1.5ユーロほどで売られている。

ちなみに今年2014年、クローネンブルグは創業350年を迎える。ビールが好きだという読者は、フランスへ旅行した際、記念に手に取ってみてはいかがだろうか。


スウェーデン・アカデミーは9日、2014年のノーベル文学賞をパトリック・モディアノ氏に授与することを発表した。

パトリック・モディアノ(Patrick Modiano)氏は1945年生まれのフランス人作家。パリ南西部のブローニュ=ビアンクール出身。下馬評では以前より受賞を噂されていたが、満を持しての受賞となった。

モディアノ氏の作品の中には日本語訳されているものも数点ある。現在も入手できるものを以下にリストアップしたので、読者の参考になれば幸いである。

・Dans le café de la jeunesse perdue
失われた時のカフェで』平中悠一訳、作品社、2011年。


・Dora Bruder
1941年。パリの尋ね人』白井成雄訳、作品社、1998年。


・Dimanches d'aodût
八月の日曜日』堀江敏幸訳、水声社、2003年。


・Rue des Boutiques Obscures
暗いブティック通り』平岡篤頼訳、白水社、2005年。


・Livret de famille
家族手帳』安永愛訳、水声社、2012年。

フランス革命を扱った作品は星の数ほど存在する。有名な『ベルサイユのばら』をはじめ、近年では佐藤賢一が大部の『小説フランス革命』を刊行している。

1989年に革命200周年を記念して制作された映画『フランス革命(La Révolution française)』という作品が存在する。前編・後編あわせて5時間を越える超大作である。

前編『輝ける日々(Les années lumière)』 は1789年の三部会招集に始まり、バスティーユ襲撃やヴェルサイユ行進などのエピソードが印象的に描かれた後、1792年8月10日の王権停止でクライマックスを迎える。

後編『恐るべき日々(Les années terribles)』 ではジャコバン山岳派の恐怖政治が描かれ、1794年テルミドール9日のロベスピエールの失脚で物語の幕が閉じる。

前編『輝ける日々』でメガホンを取ったのは日本でも知られるロベール・アンリコ監督。後編『恐るべき日々』はアメリカのリチャード・ヘフロン監督の手によるものだ。時代考証を行ったのはフランス近代史を専門とする大物歴史家のジャン・テュラール。専門家の間では『ナポレオン事典』などの刊行で知られており、本作『フランス革命』でも細部にわたる実証が見どころだ。

主題歌『自由賛歌』の作曲はトリュフォー作品やアラン・レネ『二十四時間の情事』などの音楽担当で知られるジョルジュ・ドルリュー。壮大な音楽は印象的な名場面を盛り上げてくれる。

なお残念ながらDVDは日本未発売である。日本語字幕も存在しないため、現状では海外amazonなどで検索するしかないのが悔やまれるところだ。フランス語の勉強も兼ねて視聴してみては?

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大学で社会科学について勉強した方なら「社会科学高等研究院(EHESS)」の名をどこかで聞いたことがあるだろう。だが、EHESSについて詳しく知っているという方は意外と少ないはずだ。デリダやブルデューなど名だたる研究者が所属したEHESS、一体どんな機関なのだろうか。

フランスの高等教育は通常の大学と、グランゼコールとよばれるエリート校の二本立てで行われていることで知られるが、EHESSはそのどちらにも属さず、グランデタブリスマンと呼ばれる独自の区分となる。グランデタブリスマンとは科学や文化の専門研究を行う、いわば大学院大学である。EHESSの他に、コレージュ・ド・フランスや国立自然史博物館などの研究機関が含まれている。

EHESSはもともと、高等研究実習院(EPHE)第6部門からスタートした。EPHEとはフランス第二帝政下、ナポレオン3世の公教育相であったヴィクトル・デュリュイの提案によって、1868年に創設された研究機関である。アカデミズムの壁を超えて、市民に対して開かれた研究教育機関たることを目標とした。

EPHEの第6部門は第二次大戦後の1947年、「アナール学派」の祖として知られる歴史家のリュシアン・フェーヴルによって創設された。フェーヴルは「歴史家よ、地理学者でありなさい。同じく法学者、社会学者、心理学者でありなさい」(『歴史のための闘い』)という言葉で知られるように、他の学問分野と協力することで歴史研究を豊かにすることを目指したのである。

フェーブルの後を継いで第2代部門長となったのは、『地中海』で知られる歴史家のフェルナン・ブローデルである。ブローデルの手腕により第6部門は設備を拡充させ、フランスの研究教育界におけるプレゼンスを高めていく。ラスパイユ通り沿いの「人間科学館」に校舎を得たのもブローデルの時代である。

第3代部門長は社会史の第一人者のジャック・ル・ゴフである。ル・ゴフは政府の干渉を嫌い、EPHEの一セクションに過ぎなかった第6部門をEHESSとして独立させた。 1975年だった。なお、EHESS成立の経緯は『ル・ゴフ自伝』に詳しい。以来、EHESSは世界的な学術シーンにおいて不動の地位を占め、共同研究に基づく革新的な成果を次々に発表してゆく。

ル・ゴフの後を継いだのは、フランス革命の修正主義者として知られるフランソワ・フュレであった。以降はマルク・オージェ(人類学者)など他の学問分野の院長も見られるものの、草創期に4代にわたって歴史家が院長を務めてきたEHESSにおいて、歴史学の占める地位は無視できないものがある。1960年代、まだこの研究機関がEPHEの一部門だった時代に留学へ赴いた二宮宏之は、後年次のように回想している。
戦後間もなく、「高等研究院」Ecole Pratique des Hautes-Etudesの第6部門(社会・経済部門)――この第6部門は、1975年他の部門から独立し、現在はEcole des Hautes Etudes en Sciences Socialesと呼ばれている――の責任者となりその再組織を委ねられた時、フェーヴルは、彼の理念を生かすべきもっともよき場を見出したと言ってよいのである。学部別の講座制度でがっちり固められていた大学から独立している、フランス独特のこの研究教育機関は、専門化した学問の縄張り争いからは全く自由に、歴史家と、社会学や人類学や人口学、言語学や宗教学や科学哲学の研究者との、有効な協働の場を設定することができたのであるから。
――「全体を見る眼と歴史家たち」『二宮宏之著作集1』岩波書店、2011年、5頁。
こうした理念にもとづき、EHESSでは歴史学のみならず、広く社会科学一般の共同研究が盛んである。話題を呼んだ『21世紀の資本』のトマ・ピケティや、2014年ノーベル経済学賞を受賞したジャン・ティロールもここで教えている。

近年、EHESSは日本研究の比重を拡大しており、2014年には日仏財団の理事長を務めるセバスチャン・ルシュバリエ准教授のイニシアティヴにより、「パリ日仏高等研究センター(仮称)」が設立される見通しである。人文社会科学研究のユートピアであるEHESSは、今後わが国にとっても、ますますプレゼンスが高まることになるだろう。
 

華の都として知られるパリも、今や世界有数の犯罪都市である。特に多いのが外国人観光客を狙ったスリや強盗だ。せっかくの楽しい旅行もスリやボッタクリにあったのでは台無しである。旅行先で危険を避ける最良の手法は正しい知識をもつことだ。本記事では、現在パリで最も盛んな手口を4つ紹介する。これからパリへ旅行に行くという読者の役に立てば幸いである。

1. ミサンガ押し売り

観光客の腕に強引にミサンガを巻きつけ、法外な金額を要求するという手法。強引に腕をつかんでくるのでたちが悪い。『アメリ』で有名なモンマルトルのサクレ・クール寺院の周辺でよく見られる。万が一被害にあった場合は近くにいる銃を持った警備隊に通報しよう。

2. 指輪詐欺

「指輪を落としましたよ」と言って近づいてきてこちらの注意を引き、その隙に隠れていた二人目の犯人が財布を抜き取るという手法。最近では見かけることが少なくなったが、数年前まで流行っていた手法。往時は広範囲で見られた。今もチラホラと被害の事例を耳にするので注意が必要だ。

3. 署名詐欺

「ユニセフです。署名をお願いします」などと言って近づいてきて募金を要求したり、こちらの気を引いている隙に財布を抜き取る手法。もちろんユニセフとは何の関係もない詐欺集団なので騙されて募金をしてはいけない。パリだけでなくヨーロッパの広い地域で見られる手法だ。子供が犯人の場合もあるのでつい騙されそうになるが、遊ぶ金欲しさのイタズラなので信用してはいけない。

4. 子供を使う方法

中年の女性が「英語を話しますか」などと言って近づいてくる。大抵は子供連れか「家族を何人も抱えており生活費に困っている」などと書かれたプレートを持っており、こちらの同情を誘って施しを求めてくる手法だ。もちろん生活費に困っているとは大嘘。しばらく観察していると「ここはダメだわ」などと言って仲間と別の場所に移動する犯人の姿が見られる。ノートルダム大聖堂やエッフェル塔周辺など、パリ各地の観光名所でよく行われる手法だ。

こうした悪質な手法に引っ掛からないためにはどうすればよいのだろうか?一番の方法はまず逃げることである。海外で話しかけてくるのは十中八九スリだと割り切って、怪しいと思ったら即座に逃げる、これに尽きる。見知らぬ他人を疑うのは日本人には難しい心的態度だが、楽しい海外旅行のためには必須の心がけだ。旅行の際はくれぐれも注意して、楽しい思い出をつくって帰国されることを祈っている。

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パリで有名な観光名所といえばどこだろうか?凱旋門、エッフェル塔、ルーヴル美術館…いろいろなスポットが思い浮かぶが、夜の隠れた観光スポット、サント=シャペルのバロック音楽コンサートをご存知だろうか?
 
サント=シャペルはパリ中心部・シテ島にあるゴシック式の教会。もとはキリストの聖遺物を保管する目的で「聖王」ルイ9世の発案により建造された。360度一面に広がるステンドグラスが美しく、訪れた人は誰もが口をそろえて称賛する教会だ。
 
そんなサント=シャペルは数年前より日没後にコンサートを催している。演目はバッハやヴィヴァルディなどバロックの室内楽。一面のステンドグラスの中に鳴り渡る弦楽器の音色は格別だ。料金もそれほど高くないので、普通の観光名所では物足りないという読者はぜひ予定に組み入れてみることをオススメする。
 
なお、コンサートの曲目は以下のwebサイトに掲載されている。あわせてチケットの予約も行うことができるので、要チェックだ。
http://www.classictic.com/en/special/concerts-in-la-sainte-chapelle/216/
 

パリ・セーヌ河の左岸(南側)に所狭しと並ぶのが「ブキニスト(les bouquinistes)」と呼ばれる路上古書店街。このブキニスト出身で今からおよそ100年前に店舗を構えるようになり、今やパリ有数の大型書店となったのが「ジベール・ジューヌ(Gibert Jeune)」だ。

ジベール・ジューヌの店舗はパリ6区、噴水で有名なサン・ミシェル広場に面している。ジャンルに応じて複数の店舗を構えており、いずれも黄色い看板が目印だ。書籍のみならず文房具も数多く揃えており、学生や若者がよく利用している。

ジベール最大の特徴といえるのはその販売スタイルだ。新刊・古書の両方を扱っているが、棚を分けず、新古書をごちゃまぜにして並べている。もちろん価格は古本の方が少しだけ安いので、お客は状態を見比べながら購入することになる。ブキニスト時代の伝統が活かされた販売スタイルと言えるだろう。

大型店舗だけあって品揃えはパリ最大級だ。最新の雑誌から年季の入った学術書までがそろっており、壁一面に並んだプレイヤード叢書は壮観だ。パリへ訪れた読者は土産物さがしも兼ねてぜひ一度訪れることをオススメする。

ジベール・ジューヌ(Gibert Jeune)
住所:15 bis boulevard Saint-Denis, 75002 Paris
時間:9:30~19:30、日曜定休
www.gibertjeune.fr

プレイヤード叢書(La Bibliothèque de la Pléiade)をご存知だろうか。フランス・ガリマール出版社から刊行されている革製本が特徴的な文芸シリーズだ。

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「フランス装」と呼ばれる粗末なペーパーバックの書籍がほとんどのフランスには珍しく、プレイヤード叢書は革装本に函入りという凝りようだ。フランスでは購入したペーパーバック本を製本店に頼んで自前で製本する文化があるが、かつて革製本は裕福な上流階級にのみ許される贅沢だった。そこでプレイヤード叢書はあらかじめ製本したものを大量に流通させることで価格を抑え、それまで革装本に手の届かなかった中流階級でも何とか買えるようにしたのである。

使用されている紙は聖書用紙と呼ばれるもので、薄くて丈夫なつくりをしている。そのため価格も高めで、1冊5千円以上する。1~2千円台で本が買えるフランスには異例のことである。

手が込んでいるのは装丁だけではない。本文も当代一流の研究者によって校定が行われたもので、注釈や解説も充実している。そのため文学や哲学の研究者の間では資料としてプレイヤード版を使うのが習わしとなっているジャンルもある。

プレイヤード版で取り上げられるのはフランス人だけではなく世界各国の作家が翻訳され、日本人では谷崎潤一郎が唯一収録されている。

書店でプレイヤード叢書を同時に3冊買うと特製アルバムがその場で贈呈される。アルバムは作家の生涯にまつわる写真がセレクトされたもので、毎年新しいバージョンに更新される。アルバムの歴史は1962年のバルザックに始まり、2014年はマルグリット・デュラスが取り上げられた。人気の作家のアルバムは高価で取り引きされている。

ちなみに本文に使用されているフォントは「Garamond(ギャラモン)」という。フランスでは歴史的に使用されてきた高級感のある書体で、かつてapple社のロゴにも使用されていたこともある。細部のデザインまで手の込んだプレイヤード叢書、日本国内では洋書専門店などで手に入るので、興味を持った読者は一冊手に取ってみてはいかがだろうか。

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