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パリ近郊のポワシーにある「サヴォワ邸」は、建築家ル・コルビュジエの代表作である。

サヴォワ邸とは?

サヴォワ邸(Villa Savoye)はスイス出身の建築家ル・コルビュジエによって1931年に建てられた。ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面というル・コルビュジエの提唱した「近代建築5原則」が全て取り入れられた設計となっており、彼の建築思想を体現した作品と言える。以下の画像は建設中の姿をとらえた貴重な写真である。
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その後、第二次大戦中のドイツの占領と相まってサヴォワ邸は荒れ果てた姿となったが、1958年、政府により収用。改修を経て、当時の文化大臣だったアンドレ・マルローによって史的遺産に指定され、現在に至っている。

「サヴォワ邸」アクセス方法


住所:82 chemin de Villiers 78300 Poissy

サヴォワ邸の所在地は上に掲載した地図と住所の通りだ。見ての通りパリの西側すぐ近くに所在するので、ロンシャンの礼拝堂などと違って比較的簡単にアクセスすることができる。

【参考】ル・コルビュジェ作「ロンシャンの礼拝堂」行き方・アクセス方法まとめ


サヴォワ邸の最寄り駅は「Poissy」(ポワシー)。この駅に行くには二通りの方法がある。

【ルート1】パリ市内各地の駅からRERのA線で行く
一般的な行き方はこちら。パリ市内でRER(地域急行鉄道網)のA線が止まる駅は「Charles de Gaulle Etoile」「Auber」「Châtelet Les Halles」「Paris Gare de Lyon」「Nation」の5つ。このうちいずれかの駅から「Poissy」行きに乗れば、30分ほどで目的地に着くことができる。A線は分岐しているので、別の方面の路線に乗らないよう電光掲示板などで行き先をよく確認しよう。参考までに以下にA線の路線図のリンクを掲載する。

RER A線の路線図(リンク先PDF注意)

【ルート2】パリ市内のサン=ラザール駅から郊外鉄道J線で行く
パリ市内のサン=ラザール(Saint-Lazare)駅から郊外鉄道J線に乗る方法もある。これも行き先が分岐しているので要注意だ。「Mantes la Jolie」あるいは「Vernon」の行き先表示がある線に乗れば、4駅で到着することができる。路線図は以下の通りだ。

郊外鉄道J線の路線図(リンク先PDF注意)

なおポワシー駅は「zone 5」の区間に位置するので、券売機か窓口で専用の切符を買う必要がある。普通の市内用のメトロ切符では改札の外に出ることができないので、要注意だ。

さて、ポワシー駅に着いたらまずは駅の南口に出よう。真新しい駅舎で、ジョルジュ・ポンピドゥー元大統領の胸像があるのが目印だ。なお、ポワシー周辺には食事をとる場所があまりないので、パリ市内で済ませておくか、駅のすぐ近くで軽食を取るのが賢明だ。

駅の南口からサヴォワ邸までは「バス」「徒歩」の二通りの行き方がある。

【ルート1:バス】
案内板に沿ってバス停まで行くと、20~30分間隔でサヴォワ邸までのバスが出ているので、「50番」のバスに乗ろう。料金は片道2ユーロ弱(2015年現在:要確認)。切符はバスに乗るとき、運転手から買うことができる。15分ほどの乗車時間で目的地にたどり着くことができる。

【ルート2:徒歩】
やや難易度は高いが、徒歩で行く方法もある。方向音痴でないという方は、記事上部に掲載したGoogleマップを印刷して歩いていくのも楽しいだろう。30分ほどで着くことができる。ポワシー周辺の治安はそこまで悪くないので、最低限の危機感さえ持っておけば大丈夫だろう。ちなみに行きは上り坂、帰りは下り坂なので、帰りだけ歩くのが賢いやり方かもしれない。ただし夏の暑い日などはけっこう日差しがキツいので覚悟が必要だ。

いかがだっただろうか。文字だけではなかなかイメージがつかみにくいかもしれないが、サヴォワ邸訪問の際のお役にたてば幸いである。はるばる苦労して訪ねたなら、きっと現物を前にしたときの感動もひとしおのはずだ。

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