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現地時間7日11時45分(日本時間同日19時45分)ごろ、パリ11区に所在する風刺週刊紙「シャルリー・エブド」本社で発砲事件が発生した。【情報随時更新】

事件はパリ11区、バスティーユ広場よりやや北へ行ったところにある「シャルリー・エブド」本社で起こった。襲撃犯は覆面の2名の男性からなり、カラシニコフ自動小銃で武装、数発の銃弾を発砲した後、黒色の車で現場を離脱。すでに12名が死亡し、少なくとも4名が緊急を要する重体となった。

犠牲者には編集長の風刺画家Charb(本名ステファヌ・シャルボニエ)、同紙に所属する著名な風刺漫画家のCabu(ジャン・キャビュ)などジャーナリストのほか、現場にいた警官2名も含まれている。フランソワ・オランド大統領は急遽、発砲事件が発生した現場を訪れ、事件を「これはテロ行為である」と明言した。

犯人2名はなおも逃走中。パリでは対テロの警戒度が最高レベルまで上げられ、「ル・フィガロ」はじめ他の新聞社も入口を閉鎖したとのこと。パリ滞在中の読者は外出を控え、続報に注意されたい。

以下のYoutubeチャンネルではフランスのTV局「FRANCE 24」による現地からの生中継が放送されている。

 

また、襲撃時の模様を撮影したビデオ映像はこちらで公開されている。アラビア語で神を讃える言葉と、続けて数発の銃声、物陰に隠れる新聞社の職員の様子が生々しく記録されている。

「シャルリー・エブド」(Charlie Hebdo)は1970年に創刊されたフランスの風刺週刊紙。過激な風刺漫画で知られる。記憶に新しいのは、同誌に所属する漫画家Cabu(カビュ:今回の銃撃事件で死亡)が、2011年の東日本大震災後に発生した福島の原発事故の際、奇形の力士が五輪競技に出場するというショッキングな風刺画を発表したことである。
(※漫画が掲載されたのは「シャルリー・エブド」ではなく別の風刺新聞「カナール・アンシェネ」である)
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同誌はムハンマドを風刺した刺激的な漫画を複数度にわたって掲載。侮辱的だとして世界中で波紋を呼んだ。銃撃犯は事件当時、アラビア語で神を讃える言葉を叫んでおり、今回の事件もこうした同紙の過激な報道姿勢に起因すると見られる。オランド大統領は「いかなる蛮行も報道の自由を消し去ることは決してできない。我が国は団結してこれに対抗し、同盟を築くだろう」とTwitter上で声明を発表した。


さらに、現地時間8日早朝(日本時間で午後)、パリ南郊のモンルージュにあるポルト・ド・シャティヨンで警官が銃撃される事件も発生。新聞社襲撃との関連性は不明。現地ではパトカーや救急車が現在も行きかっており、予断を許さない状況となっている。

一方、F1の24時間耐久レースで知られるル・マンでは現地時間7日夜(日本時間8日未明)、イスラム教徒の聖職者の家が襲撃される事件も起こった。幸い被害者は出ていない。

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