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日本人アーティストの手による常識破りなアート作品が登場した。

記事冒頭に掲載した画像は合成写真ではない。なんと宇宙空間で実際に撮影された花束の写真である。プロジェクトを実現したのは東京に拠点を置く東信(あずま・まこと)氏。2014年の7月に行われた撮影だ。

東氏は花束を金属製の芯で固定し、ネバダ州のブラックロック砂漠からヘリウム風船で打ち上げを行った。花束に含まれているのは百合やポピー、ダリアなど。宇宙空間で目立つように色とりどりの花を集めたという。

風船は100分間かけて高度3万メートルに到達。上昇中に撮影されたのが以下の写真である。
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何とも美しい写真だが、プロジェクトはこれだけではない。なんと花束だけでなく「盆栽」を宇宙空間で撮影しようというのだ。

今度は金属とスタイロフォームを使用し、盆栽を覆う軽量フレームを作成。先ほどの花束と同じ要領で、風船を使って盆栽を打ち上げ、宇宙空間における撮影を行った。
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漆黒の宇宙と青い地球を背景に盆栽が浮かぶ。実にシュールな光景だ。ちなみに風船はその後、大気圧の影響で破裂。パラシュートが自動で開き、40分間かけて地上に帰還したという。 

なお、装置の製作風景は東氏の公式webサイトから見ることができる。サイエンスとアートが融合した作品の技術力を感じ取ることができるだろう。