Thomas-Piketty-014
今や世界で引っ張りだこのフランスの経済学者、トマ・ピケティがまたやってくれた。なんとフランス最高の栄誉とされるレジオン・ドヌール勲章の受賞を拒否したのだ。

トマ・ピケティは社会科学高等研究院(EHESS)とパリ経済学校で教鞭を執る経済学者。2013年に発売された著書『21世紀の資本』が大ベストセラーとなり、今回のレジオン・ドヌール勲章受賞となった。



レジオン・ドヌール勲章はフランス最高とされる勲章。今から200年前、あのナポレオン・ボナパルトによって創設された。今まで歴史に残る多くの偉人たちが受勲の対象となってきた。中にはピケティのように受勲を拒否した受賞者もおり、ジョルジュ・サンドやクールベ、サルトルなど反体制で知られる著名人が受勲拒否を選んだ。

ピケティはAFP通信のインタビューに対し、「私が受賞を拒否するのは、誰が名誉に値するか決めるのは政府の役目だとは思わないからだ」「政府はフランスや欧州における経済成長の回復に専念すべきだ」などと答え、ピケティ節を炸裂させた。

なお今回の受勲対象はピケティの他に、ノーベル文学賞を受賞したパトリック・モディアノ、ノーベル経済学賞を受賞したジャン・ティロールなどがいる。ピケティの他は通常通りの受賞となる見通し。

ピケティは1月29~31日の間日本に滞在し、東大や日仏会館など都内各所で講演を行う(詳細はこちら)。何かと話題の絶えないピケティなだけに、来る来日講演も要チェックの必要があるだろう。