museeconfluences-pe-ah-0302-02
20日、リヨンで「コンフリュアンス博物館」がオープンした。

コンフリュアンス博物館(Le musée des Confluences)はフランス第二の都市リヨンのコンフリュアンス地区にオープンした博物館。設計はオーストリアの建築設計事務所コープ・ヒンメルブラウによるものだ。フランスでは10月、ルイ・ヴィトン財団の現代美術館がパリにオープンしたばかり。革新的な建築家による大型プロジェクトが相次いで実現した形だ。

博物館は科学と社会に関する4つの部屋から成る展示を行う。オープン特別展として近世ヨーロッパの博物学をテーマとした「驚異の部屋」や、日本をはじめとした東洋学に関する「エミール・ギメの至宝」が開催。来年の2月からは20世紀の極地探検をテーマとした特別展「南極の征服」も開催される。

ヨーロッパ最大級の都市再開発「コンフリュアンス計画」とは?
博物館の所在するリヨン・コンフリュアンス地区は、2003年から大規模な再開発を行っている。博物館も再開発の一環として建造されたものだ。

リヨンはローヌ川とソーヌ川の合流地点に位置し、ヨーロッパ物流の中心地のひとつとして栄えてきた。今回の再開発計画では都市面積を大幅に拡大し「グラン・リヨン」を実現することが目的。マッシミリアーノ・フクサスや隈研吾など、世界各地の建築家が開発に携わっている。エコロジーにも配慮し、ゼロ・エミッションの実現に日本から東芝も協力している。

 

そんなリヨン再開発計画の目玉となる「コンフリュアンス博物館」、これから観光に訪れる際はぜひ立ち寄ってみたいスポットだ。