パリにある映画博物館シネマテーク・フランセーズ(La Cinémathèque française)で10月8日より、フランスを代表する映画監督であるフランソワ・トリュフォーの企画展が行われている。

フランソワ・トリュフォーはヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督。『大人は判ってくれない』『アメリカの夜』『終電車』『華氏451』などの作品で知られ、日本にもファンが多い。1984年10月21日に52歳で亡くなったが、今回の企画展は没後30周年を記念したもの。遺族から寄贈されたデッサンなどの遺品を元に、映画監督の生涯をたどる。

なおタイアップ企画として、シネマテークに隣接するフランス国立図書館(Bibliothèque nationale)でも特別展「フランソワ・トリュフォー 本を愛した人(François Truffaut, l'homme qui aimait les livres)」が開催される。『華氏451』で読書が禁じられた管理社会を描いたように読書好きとして知られるトリュフォーに焦点を当てた、図書館らしい特別展だ。展示品のリストはこちらから見ることができるので、あわせてチェックしたい。

フランソワ・トリュフォー展
場所:シネマテーク・フランセーズ(51 rue de Bercy 75012)
会期:2014年10月8日~2015年1月25日(12月25日、1月1日は休館)
開館時間:
 月、水、金、土…12~19時
 木…12~22時
 日…10~20時
 火…休館
 ※10月18日~11月2日、12月20日~1月4日は10時より開館
料金:11ユーロ(割引料金8.5ユーロ、17歳以下5.5ユーロ)