「大学に入ったので専門的な歴史の勉強を始めたい!」「昔勉強した歴史をもう一度復習したい!」そんなニーズは多いはず。ですが、書店に行くと大量の本に囲まれてどれから読めばいいか分からない…そんな声に答えて本稿では定評ある西洋史の教科書を4つ厳選して紹介します。意欲ある読者の皆様のお役にたてば幸いです。

近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年

【版元による解説】歴史が大きく転換した今,気鋭の研究者が分担執筆により古代から現在まで,世界を視野に入れて,その歴史像を鮮やかに描き出す。



服部良久、山辺規子、南川高志編著『大学で学ぶ西洋史:古代・中世』ミネルヴァ書房、2006年
小山哲、山田史郎、杉本淑彦、上垣豊『大学で学ぶ西洋史:近現代』ミネルヴァ書房、2011年

【版元による解説】日本の西洋史学界の中核を担う世代の執筆陣が、最新の研究成果を踏まえて西洋の古代と中世の歴史を平易に解説する。



山本茂 、早川良弥、鈴木利章、藤縄謙三、野口洋二編『西洋の歴史:古代・中世編』ミネルヴァ書房、1988年
大下 尚一、服部 春彦、西川 正雄、望田 幸男編『西洋の歴史:近現代編』ミネルヴァ書房、1988年

【版元による解説】各節に「歴史の探究」欄を設け、より深い関心が育まれる構成にした。幅広い読者層への好個のテキスト。



中井義明、佐藤専次、渋谷聡、加藤克夫、小澤卓也編『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年

【版元による解説】古代ギリシアから9・11同時多発テロまで、西洋史をこれから学ぶ人、教養を身につけたい人に平易に解説する。