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本日10月2日はウィリアム・ラムゼイ卿の誕生日。これを記念してGoogleトップページも元素周期表をモチーフにした特別イラストに変更されている。

ウィリアム・ラムゼイ卿は周期表の第18族、いわゆる希ガス元素の発見者として科学史に名を残している。はヘリウム(He)・ネオン(Ne)・アルゴン(Ar)・クリプトン(Kr)・キセノン(Xe)・ラドン(Rn)・オガネソン(Og)から構成される希ガス、高校時代に暗記したという方も多いかもしれない。

ウィリアム・ラムゼイ卿は1852年10月2日、英国スコットランドの工業都市グラスゴーで生まれた。ドイツのテュービンゲン大学で博士号を取得したウィリアム・ラムゼイ卿は、母国イギリスに戻り、UCL(ウニヴァーシティ・コレッジ・ロンドン)にて化学教授の椅子を得た。

ウィリアム・ラムゼイ卿は王立協会の物理学者ジョン・ウィリアム・ストラット、通称レイリー卿とともに実験を行い、1894年に空気中に原子量の大きな元素が存在することを発表。この新種の元素は「アルゴン」と名付けられた。
 
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ウィリアム・ラムゼイ卿はさらに、従来は太陽にしか存在しないと考えられてきたヘリウムの生成に世界で初めて成功。1896年の著書『空気中のガス』では、さらに3種類の同系統のガスの存在が予言された。ラムゼイ卿の研究班は低温・高圧な実験環境下、ネオン、クリプトン、キセノンを発見。かくして周期表に新しく「希ガス元素」が付け加えられることとなった。

ウィリアム・ラムゼイ卿はこの功績により1904年ノーベル化学賞を授与される。なお同年の物理学賞はかつてアルゴンを共同で発見したレイリー卿だった。

今日、ウィリアム・ラムゼイ卿の発見した希ガス元素は浮遊ガス(ヘリウム)、電灯(アルゴン)など様々な用途に使用されている。彼がいなければ、パーティーで声を変える遊びもおそらくは流行ることはなかっただろう…。