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現地時間6月18日20時(日本時間19日未明)、フランス国民議会選挙の決選投票の開票が始まった。

『ル・モンド』報道によると、エマニュエル・マクロン大統領の率いる新党「共和国前進」(REM)およびバイルの「民主運動」(MoDem)が合計355議席を獲得し、全議席の61.5%を占める見通し。

また既存政党では、共和党が125議席で22%、社会党が49議席で8.5%となるほか、メランション率いる「反抗するフランス」とフランス共産党(PCF)が合計で30議席を獲得する見通し。大統領選挙でマクロンと争ったマリーヌ・ルペンを党首とする国民戦線(FN)はわずか8議席であった。

なお、今回の選挙の棄権率は56%と、歴史的な低投票率を記録した。

今回、共和国前進が下院で単独過半数を獲得したため、今後マクロンは自らが公約に掲げる経済・社会改革を精力的にすすめるだろうと予想される。フランス政治の今後に引き続き注視が求められる。