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今日は初代たま駅長の誕生日。これを記念してGoogleトップページも特別ロゴに変更されている。

このロゴ変更は記念日を祝う「Doodle」(ドゥードゥル)によるもの。和歌山県の貴志駅の初代たま駅長は日本国外でも知名度があり、Doodle公式ウェブサイトによれば、この特別ロゴは日本の他にもロシアや台湾など一部の国・地域で見ることができるようだ。



初代たま駅長は1999年4月29日生まれなので、2017年の今日が18回目の誕生日となる。たまは元々駅の売店「小山商店」の飼い猫だったが、2007年1月5日から名誉駅長に就任した。
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初代たま駅長誕生のきっかけは貴志駅の経営移管だった。これに伴い駅周辺にあった猫小屋が取り壊されることとなったため、飼い主が猫達を駅に住まわせられないかと持ちかけたのだ。

和歌山電鐵の小嶋光信社長はこれを聞き、以前より利用者に親しまれていた猫達を「招き猫」としてキャラクター化することを考案。こうして「初代たま駅長」が誕生したのである。

たま駅長は利用者に大人気となり、和歌山電鐵は全国的に知られるようになった。貴志駅は2010年に改修を行い、猫の姿をした「たま駅舎」としてリニューアルオープンしている。
貴志駅新駅舎
初代たま駅長は2014年には全ての駅長を統括する「ウルトラ駅長」に就任するなど異例の出世を遂げたが、寄る年波には勝てず、2015年に亡くなった。初代たま駅長には死後、「名誉永久駅長」の称号が送られた。初代たま駅長の死後、跡をついでニタマが「たまII世駅長」に就任した。
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なお、初代たま駅長はその人気のため、『ねこの駅長たま びんぼう電車をすくったねこ』などの関連書籍が多く発売されている。興味をもった方は手にとってみてはいかがだろうか。