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本日2月28日はアブドゥル・サッタル・イーディの誕生日である…って、誰?

アブドゥル・サッタル・イーディはパキスタンの慈善事業家。そんな彼の誕生を記念して、Googleトップページのロゴも特別イラストに変更されている。この変更は「Doodle」(ドゥードゥル)という特別機能によるもの。Doodleの公式webサイトによれば、このロゴ変更は日本、パキスタンのほか、米国や韓国など一部の国・地域で見ることができるようだ。そんなアブドゥル・サッタル・イーディとは一体どんな人物だったのだろうか?

アブドゥル・サッタル・イーディ(アブドゥル・サッタール・エディ)は1928年2月28日、現在のインド・グジャラート州にあるバントバで生まれた。当時イギリス帝国領だったこの地域で、アブドゥル・サッタル・イーディはムスリムの家系に生まれた。そのため1947年にインドとパキスタンが分離独立すると、パキスタン側に移住。首都カラチに住居を定めた。



アブドゥル・サッタル・イーディの母親は彼が19歳の時に病気で亡くなった。多感な時期に母親の看病を行った経験は、アブドゥル・サッタル・イーディのその後の生涯に大きな影響を及ぼす。カラチで衣料商人として成功した彼は、1951年に「イーディ財団」を設立。当時独立直後で日用品や生活必需品にもことかいていたパキスタンで、イーディ財団は慈善団体としてパキスタンの貧民のために無料の診療所を設置したり、孤児に対する支援を行うなど、様々な事業を手掛けた。中でも有名なのは救急車の手配であり、今日のGoodleロゴにもアブドゥル・サッタル・イーディの姿とともに救急車が描かれている。

イーディ財団は近年ではハリケーン・カトリーナの被害者に対する支援を行うなど、現在まで精力的に活動を行っている。アブドゥル・サッタル・イーディは2016年には、一昨年前にノーベル平和賞を受賞したパキスタン出身のマララ・ユスフザイによってノーベル平和賞の候補者に推薦された。
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アブドゥル・サッタル・イーディはその後、2016年7月8日に亡くなった。身寄りのない子供を引き取った結果、その時点で養子の数は2万人にものぼったという。そんなアブドゥル・サッタル・イーディはその功績から「慈悲の天使」として世界中で尊敬され、1988年には当時のソビエト連邦から「レーニン平和章」を受賞している。この賞はピカソやマンデラも受賞した名誉ある賞だ。今日はGoogleロゴを見てアブドゥル・サッタル・イーディの功績に思いを馳せてみてはいかがだろうか。