BITCOIN
2017年1月のビットコイン相場は、年明け早々過去最大級の値動きを見た。

1月1日には11万5千円程度だったビットコインの価格は去年末から順調に上昇を続けていたが、1月5日には15万2千円台にまで急騰し、過去最高値をつけた。ところが直後、中国人民元のオフショア市場における急騰を受けてビットコインはわずか一日で11万円台にまで急落した。

その後、11日に中国当局は国内の取引所である比特幣中国(BTCC)、火幣(Huobi)、幣行(OKcoin)の3社に対して立入検査を実施。これに対してビットコイン取引への規制強化を危惧した市場は売りに入り、ビットコインは更に下落、12日には8万6千円台にまでなった。

ところが以後、ビットコイン相場は順調な安定局面に入る。中国当局による介入が一旦落ち着いたことで投資家が買い戻しに走ったのだ。結果、ビットコイン価格は10万円台を回復、しばらくそのまま推移した後、月末には11万円第近くにまで回復した。なお、この上昇トレンドは現在も継続している。

なおこの間、報道を通じて注目度が高まったこともあり、わが国においてビットコイン取引に参入する投資家も少しずつ増えてきた。25日には日本最大のビットコイン取引所であるビットフライヤーの取引量が世界シェア13%を超え、世界トップの取引量となった。2月2日現在この数字は更に伸びており、ビットフライヤーのシェアは25%、2位(BTC100:10%)以下を大きく引き離す結果となっている。

ビットフライヤーは取引手数料無料やログインサービスとして少額のビットコインがもらえるなど、新規でビットコイン取引を始める個人投資家にとって安心な取引所となっている。現在も上昇傾向の続くビットコイン相場から今後も目が離せない。

photo: cryptocoinsnews.com