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現地時間29日、フランスで社会党を中心とする左派連合の候補者を選ぶ決選投票が行われ、ブノワ・アモンが選出された。

左派予備選は22日に行われた第1回投票の結果、ブノワ・アモンとオランド内閣で首相を務めたマニュエル・ヴァルスの決選投票が行われることとなった。投票が行われた29日夜20時30分の時点で得票率はアモンの58.65%に対してヴァルスは41.35%となり、アモンの勝利が確実となった。

ブノワ・アモンの経歴

ブノワ・アモンは1967年6月26日、ブルターニュ地方のフィニステール県で生まれた。一時セネガルのダカールに住むなどした後、ブルターニュ=オクシダンタル大学に入学。折しも1986年の政府による大学改革案と相まって、アモンはこれに反対するため社会党の学生運動に参加、ミシェル・ロカール派のメンバーとしてマニュエル・ヴァルスらとともに活動を行った。

その後、ブノワ・アモンはブルターニュ=オクシダンタル大学の歴史学部を卒業し、1991年にから本格的に政治活動にコミットする。ロカールの指導下、1993年に「青年社会主義運動」を創設し、若者の運動を組織した。

ブノワ・アモンは社会党員として活動を続けながら、2004年に欧州議会議員に選出、2009年まで任期を勤め上げた。2012年にフランソワ・オランド内閣が成立すると財務大臣に、2014年からは教育大臣に就任した。

しかし半年後、アモンは大臣を辞任。その後はイル=ド=フランスの地方議会議員を務め、今回の大統領選挙出馬に到った。

ブノワ・アモンの政策・思想

ブノワ・アモンはその急進的な思想で知られる。週32時間労働、月額750ユーロのベーシックインカム給付、地方選挙における外国人投票権、さらには大麻の合法化などがその内容だ。

しかしながら、今日、オランド内閣の支持率低迷もあり、左派に対する風当たりは強い。国民戦線のルペン候補、共和党のフィヨン候補などに対してどれだけ存在感をアピールできるか、春の大統領選挙に向けて注目が高まる。

photo: lexpress.fr