命知らずの男が現れた。なんとパラシュートを使わずに2万5千フィート(7600メートル)の高さから飛び降りようと言うのだ。

「ヘブン・セント」と名付けられたこの挑戦は7月30日に行われた。男性はセスナ機からダイブ。およそ3分間の落下の後、用意されたネットに無事着地。観客の歓声に包まれた。着地時のスピードは時速193キロメートルにも達したという。


 
この命知らずの男の名前はLuke Aikins。年齢は42歳。レッドブル・エアフォースに所属するパイロットで、スカイダイビングのプロだ。レッドブルによる公式プロフィールによれば、これまでに1万6千回ものスカイダイビングをこなしてきたという。そんなレッドブル社も今回の挑戦ばかりはスポンサーを降りていた。それだけ危険過ぎるチャレンジだったのだ。

このAikins氏による無謀な挑戦に対し、インターネットでは「凄いな」「イカれた野朗だぜ」などと称賛の声で溢れている。一歩間違えれば死と隣り合わせのこの挑戦、夏にふさわしく肝の冷えるビッグイベントとなった。