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今、Twitterで一枚の地図が話題を集めている。

地図の作成者は米国ラトガース大学で東アジア史を研究するNick Kapur教授。「ヨーロッパの国に対する日本人のステレオタイプの地図を作った」とのこと。さっそくその地図を見てみよう。


さて、いかがだろうか。フィンランドはサンタクロース、スペインはサッカーが強いといった日本人なら納得しそうなものから、ベルギーはチョコレート、ブルガリアはヨーグルトなどといった特産品(とされているもの)に関するステレオタイプ、またはロシアは巨大、アイスランドは安全、アイルランドは緑が多いなどといった雑なものもある。さらに、トルコは親日、イタリアはマフィアなどといった眉唾なステレオタイプもある。

Kapur教授によれば、地図の説明はGoogle検索のオートコンプリート機能を使って見つけたものだという。もちろんこの結果だけでは誰が検索したのか分からないため、本当にこれが日本人全体のステレオタイプと言えるのか疑わしいことはKapur教授も認めている。

この結果は欧米で大きな反響を呼んでおり、Twitterでは「キミの国は弱いらしいよ」などと言ってポルトガル人の友人を煽ったり、「日本人はウェールズを検索しないのか…」と自分の地域が反映されておらずがっかりする声も見られる。

今回、思わぬ形で日本人のヨーロッパ観が明らかになったわけだが、これを機にステレオタイプの出所を調べるのも面白いかもしれない。

photo: returnofkings.com