1月7日、昨年2015年にフランス・パリで発生した『シャルリー・エブド』襲撃事件から丸1年を迎える。

シャルリー・エブドはフランスの風刺週刊誌。不謹慎な漫画・イラストを掲載して顰蹙を買うことも多かったが、2015年1月7日、テロリストによる襲撃を受け、12名の犠牲者を出した。

忌わしい事件から一年が経過した2016年1月6日、シャルリー・エブドは特別号を発行することを発表。100万部が印刷され、うち一万部ほどがドイツほか国外で販売される。誌面構成はフルール・ペルラン文化通信大臣や女優のシャルロット・ゲンズブールらの外部寄稿などから成る予定だ。

6日に発売されるシャルリー・エブド特別号の表紙は、事件で難を逃れたRISS氏による以下のようなイラストで飾られることが明らかになった。
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「1年後――暗殺者は今も走り回っている」

カラシニコフ自動小銃を背負い、手足を血に汚した髭面の男。その正体は他でもない「神」である。狂信を風刺するシャルリー・エブドの精神を体現したイラストだ。

忌わしい襲撃事件を経て、シャルリー・エブドは一週間後に「生存者号」を発行。「JE SUIS CHARLIE」(私はシャルリー)のプラカードを掲げたムハンマドと「全ては赦された」のテロップが話題を呼んだ。その後もシャルリー・エブドは時に非難され、しかし時には称賛を受け、休むことなく発行を続けてきた。

風刺は現実を映す鏡である。事件から一年の節目、私たちは風刺漫画を一目見て短絡的な感想を言い合うのではなく、世の中の構造的不条理に今一度思いを馳せてみるべきなのかもしれない。

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photo: lemonde.fr