ShinMaywa_US-2_at_Atsugi
「日本が武器輸出市場に再び戻ってくる」――そんな見出しが仏大手メディアに躍った。

フランスの大手週刊誌『ル・ポワン』電子版は16日、「これが日本がフランスで売ろうとしている飛行艇だ」と題する記事を掲載。それによれば現在、日本はフランス国防省や内務省の官僚に対して、大手メーカー「新明和工業」の製造する海上自衛隊の大型飛行艇「US-2」の輸出に向けて、水面下でアプローチしているという。

飛行艇「US-2」とは?

「US-2」は海上自衛隊の主力飛行艇。「US-1A」の後継機として、2007年より運用を開始した。ロールスロイス製のエンジンを4発搭載しており、全長は30メートルを超す大型機だ。海上で発着でき、滑走路を必要としないことから海難救助に利用されるほか、民間転用も検討されている。

現在、新明和工業はUS-2の海外輸出にむけて積極的に働きかけており、すでに今年の2月にはインドへの売却が決定的となった旨の報道がなされている。

フランス側の狙いは?

新明和の「US-2」は、現在フランスの民間防衛で使用されているカナディア「CL-215」に比べて、火災発生時の消防用水の搭載量が3倍と圧倒的な差を誇る。また、地中海沿岸における海難救助活動のためにも「US-2」の性能が有効と見られている。

photo: wikipedia.org