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7月、フランス革命研究の第一人者であるピエール・セルナ教授が来日する。

ピエール・セルナ教授の経歴

ピエール・セルナ教授は現在、パリ第1大学パンテオン=ソルボンヌ校でフランス革命史の講座を担当する一方、伝統あるパリの「フランス革命研究所」所長として研究・教育に携わっている。

1963年生まれのピエール・セルナ教授は、1994年にミシェル・ヴォヴェルの指導下で完成させた博士論文で頭角を現した。現在はアルフォンス・オラール以来の正統派のフランス革命史研究を継承する研究者として、世界中でその名を知られている。著書に『革命的貴族アントネル(1747~1817年)』『剣を交える 近代フランスにおける刀剣の文化と暴力』などがある。

主要邦訳文献一覧

  • 山崎耕一訳「二〇〇周年以降のフランス革命研究の状況」『歴史評論』718、2010年、50-63頁。
  • 山崎耕一訳「二百周年以降のフランス革命研究の状況」『専修人文論集』 86、2010年、259-311頁。
  • 三浦信孝訳「共和国は変則的政体か?」『日仏文化』 79、2011年、28-44頁。

来日公演について

ピエール・セルナ教授は日本との関係も深い。パリ大学の学生時代には九州大学に短期間留学したほか、日本人研究者の招きで過去にも日仏会館など都内で講演を行っている。

今回の招聘では、早稲田大学と埼玉大学において3日間にわたって講演とシンポジウムが行われる。いずれも日本語通訳付き。テーマは日によって異なるが、「軍隊」「愛国心」「植民地」などといったキーワードを軸に、明治維新や辛亥革命など東アジアの革命との比較も交えながら、フランス革命の世界史的意義について考察を深める模様。18日に早稲田大学で行われる講演「現代社会とフランス革命」は一般向けのため、多くの人出が予想されている。プログラムの詳細は以下の通りだ。
  • 2015年7月18日(土)14:00~17:30 早稲田大学大隈講堂(小講堂)
 ピエール・セルナ講演会「現代社会とフランス革命」
 (使用言語:日本語・フランス語)(コメンテーター1人)
  • 2015年7月19日(日)13:30~18:00 早稲田大学小野記念講堂
 国際シンポジウム「革命と軍隊―明治維新・辛亥革命・フランス革命の比較からみえてくるもの―」
 笹部昌利(京都産業大学)・吉澤誠一郎(東京大学)・ピエール・セルナ(パリ第1パンテオン=ソルボンヌ大学)
 (使用言語:日本語・フランス語)
  • 2015年7月25日(土)14:00~17:00 埼玉大学教養学部大会議室
 ピエール・セルナ講演会「フランス革命の前と後―植民地・奴隷・黒人―」
 (使用言語:日本語・フランス語)(コメンテーター2人)
photo: history.spbu.ru